メッセージ - C年 復活節

心細くて不安なとき、何をしてくれるというのでなくても、信頼できる誰かがそばにいてくれるだけで勇気が出る、ということがあります。

この日の福音朗読(ヨハネ14:23-29)では、ミサの中で唱えられる言葉が語られます。「わたしは平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える」。ここで私たちに与えられる平和とは、表面的に、問題が何もないということではありません。弟子たちはその後、世から迫害を受けることになりました。殉教した者もたくさんいました。現代でも、残念ながらこの世界には病気があり、戦争があり、様々な苦しみがあります。しかしそれでも、そこに平和をもたらす、平和を与える、といわれます。

「わたしはまた、あなたがたのところへ戻ってくる」と言われた「復活のキリスト」を、私たちはどのように感じとることができるでしょうか。それができたとき、私たちはたとえ嵐の中でも平和の内に歩むようになるでしょう。