釈義 - B年 祭祝日


第一朗読:   イザヤ 52,7-10

ユダヤ人にとってはバビロニア追放の時代が大変苦し経験でした。約40年もの間エルサレムから離れていたユダヤの国民は、エルサレムに戻って再びエルサレムで神の神殿を建てなおし始めました。第二イザヤにとってそれは神の勝ちを意味します。神の恵み、力、業のおかげでイスラエルがエルサレムに戻ることが出来ました。
新約聖書の中でパウロがローマ人に「すべての人のための救い」という教えをする時にイザ52,7から引用文を取りました(ローマ10,15)。パウロにとってこの知らせは「イエスによってすべての人々が救われた」ということです。

第二朗読:   ヘブライ 1,1-6

ヘブライ人への手紙は三つの部分からなっています。それは「神の言葉としてのイエス」、「司祭としての」、「キリスト者の生活」です。この言葉は第一部分から取られたものです。イエスとイエスの業は彼らに対する神の言葉です。その言葉は救いのために知らなければならないことです。神はイエスの前に様々な教えを人間に伝えてくださいました(例えば預言者の言葉で)が、完全な教えはイエスの言葉と業によぅてなされました。

福音朗読:   ヨハネ 1,1-18

言葉の賛歌には二つの部分があります。それはイエスが神であるという言葉(ヨハ1,1-13)と、イエスが人間であるという言葉(ヨハ1、14-18)。イエスは神です。イエスは人間です。この二つの教えを人々が受けることがヨハネによる福音書の目的です。