主日の朗読聖書 - B年 祭祝日

 

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。 
この言は、初めに神と共にあった。 
万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。 
言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。 
光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。 
神から遣わされた一人の人がいた。その名はヨハネである。 
彼は証しをするために来た。光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。 
彼は光ではなく、光について証しをするために来た。 
その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。 
言は世にあった。世は言によって成ったが、世は言を認めなかった。 
言は、自分の民のところへ来たが、民は受け入れなかった。 
しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた。 
この人々は、血によってではなく、肉の欲によってではなく、人の欲によってでもなく、神によって生まれたのである。 
言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。 
ヨハネは、この方について証しをし、声を張り上げて言った。「『わたしの後から来られる方は、わたしより優れている。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。」 
わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた。 
律法はモーセを通して与えられたが、恵みと真理はイエス・キリストを通して現れたからである。 
いまだかつて、神を見た者はいない。父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである。