釈義 - B年 年間

 

第一朗読:           ヨナ3,1-5.10

二ネベはイスラエル王国とユダ王国の敵アシリア帝国の都であった。そのような町で神の言葉を述べ伝えることはユダヤ人ヨナにとって考えられないこと だったので、神の御旨を行わなかった(ヨナ1,1-2,11)。苦しい経験の後、ヨナはニネベで活動をしてアシリア人に悔い改めさせた。ヨナ書の目的は神 の御旨によりすべての人々を救うことである。神の言葉を信じている人は誰でも救われることが出来る。

第二朗読:           1コリ7,20-31

パウロによればキリストの再び来られる日が近いのでこの世界の生活よりも神の国のことに集中しなければならないという。(兄弟たちよ。 私は次のことを言いたいのです。 時は縮まっています。 1コリ7, 29 )。奴隷と未婚の人とやもめに対してパウロの教えはこの文脈に解釈しなければならない。キリスト者は終末的な時期に生きているのでこの教えは現在にも価値 が守られる。

福音朗読:           マルコ1,14-20

「 時が満ち、 神の国は近くなった。 悔い改めて福音を信じなさい。 」という福音がイエスの弟子にとって世界の生活を止めて神の国のために働き始める理由になった。ユヂャ国民の中で終末論的な考え方が紀元前2世紀から非常 に強かった。ユダヤ地区の民は神の国(自由な国)とメシヤ(ローマ帝国から解放させる王)を待っていた。イエスで述べ伝えた福音の正しい意味を理解できる ようにイエスの弟子たちはまだ何回も自分の考え方を変えなければならなかった。