メッセージ - B年 祭祝日

「<イエスは、弟子たちに言われた>『わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。』」マタ 28:20

誰かに「わたしはいつも、あなたと一緒にいる」と言われたら、どう思いますか?どんな気持ちになりますか?それは、きっと誰に言われるかによって異なるでしょう。自分の生活と何の関係もない人、つまりいてもいなくても何も変わらないような人でしたら、あまり気にしないでしょう。嫌いな人、それとも自分が怖がる人でしたら、悲しくなって、気を落とすでしょう。でも、本当に好きな人、誰よりも力と助けになるような人でしたら、嬉しくなって、安心して、心が強くなるでしょう。

「わたしはいつも、あなたがたと一緒にいる」とイエスに言われた使徒たちは、非常に嬉しくなったし、心がが強くなったに違いないと思います。なぜなら、彼らが、イエスと出会ってから、三年以上イエスに従って、イエスの素晴らしさ、イエスの愛やイエスの力などをよく知るようになったからです。ご自分の命をささげたほど自分たちを愛してくださり、復活によって死に打ち勝ったイエスこそ、誰よりもありがたい存在であって、本当の救い、本当の幸福を与えてくださる方であることを知った弟子たちは、いつまでもイエスと共にいたいと望むようになっただけではなく、イエスのことをすべての人に知らせたいとも望むようになったのです。この望みこそ、彼らにとってイエスがどれほど大切な方であったか、彼らがイエスをどれほど愛していたかということをよく表しているわけです。

あなた自身がイエス・キリストに「わたしはいつも、あなたと一緒にいる」と言われたら、どう思いますか。どんな気持ちになりますか。この考えや気持は、自分自身とイエスとの関係について何を表しているのでしょうか。