釈義 - B年 年間

第一朗読:ヨシュア24,1-2a.15-17. 18b

第一朗読の言葉はヨシュア記の最後のところ(24章)にある。この言葉が述べられたのは、ユダヤ人の部族がもう約束された土地(カナン)に入ってそれぞれの部族が留まる土地を貰った後のことである。ヨシュア記によれば、ユダヤ人の部族がカナンに入ることができたのは、自分の力によるものではなく、神の不思議な業のおかげでなされたことである。カナンは神の約束どおりユダヤ人の土地になった。今、ユダヤ人はシヘムでどんな神に従うかということを決めらなければならない。

第二朗読:エフェソ5,21-32

第二朗読の倫理的な教えの元は、「教会がキリストの身である」ということである(5,30)。人間の体の中にはいろいろな部分があり、そのすべての部分が必要だ。キリストの身(教会)の中も同じことである。しかし、イエスの時代、男性と女性は同じ尊厳がなかった。ある文化では妻たちは夫たちのものであった。パウロはこの習慣に反対しないが、夫たちは妻たちを自分のように愛するという新しい規則を作った。キリスト者達の中ですべての関係は愛の内に作られる筈である。

福音朗読:ヨハネ6,60-69

イエスの教え(ヨハネ6,22-71)は大勢の弟子たちにとって考えられないことであり、難しすぎた。彼らは この言葉を信じていなかった。残った12人の弟子たちはこの言葉を永遠の命がある言葉であると信じた。イエスの教えの中でこの教えよりもっと信じ難い部分がある(6,62)。信仰は神から頂いた恵みである(6,65)。