釈義 - C年 祭祝日

第一朗読:箴言8、22-31

箴言はさまざまな書物の収集である。この収集の中で最も大きな部分は箴言10章から29章まで分である。この部分は紀元前7世紀前書かれた書物だと考えられている。箴言1-9は紀元前5世紀に書かれた章物と言われている。どちらの部分にもユダヤ人の知恵的な箴言だけではなくエジプトの箴言と関連する作品がある。第一朗読の言葉はエジプトの文化から影響を受けたユダヤ人の考え方である。ここで知恵は神によって最初に造られたものされる。この知恵は神の力の元である。

第二朗読:ローマ5,1-5

ローマ使徒への手紙の主題は「信仰による義」である。「信仰による義」と言うのはどのように人が正しい人として神に認められるかということである。パウロの教えによれば人は自らの行いのおかげででは無く、自らの信仰によってのみ正しい人として神に認められる。

第二朗読の言葉には直接ではないけれども三位一体について教えがある。

父-「信仰によって義と認められた私たちは(…)神との平和を持っています」

子-「、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。

またキリストによって、いま私たちの立っているこの恵みに信仰によって導き入れられた私たちは、神の栄光を望んで大いに喜んでいます」

聖霊-「、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」

福音朗読:ヨハネ16,12-15

ヨハネによる福音書の言葉に三位一体の教えが直接出ている。15行の教えが神(父)とイエス(子)の関係について教えである。14行の教えがイエス(子)と聖霊の関係について教えている。そして論理的に聖霊と神(父)が関連している。