メッセージ - A年 四旬節 |
受難の主日——枝の主日—— (4月9日)
第一朗読:イザヤ50,4-7
第二朗読:フィリピ2,6-11
福音朗読:マタイ27,11-54
第一朗読の部分は「第三の主の僕(しもべ)の賛歌」と呼ばれるものである。この賛歌の中で主の僕は自分自身を預言者として、知恵のある人として示している。彼は活動(人を教えること)ができるために神によって助けられている。彼はそのような方である。マタイによる福音書では、この文はイエスがメシアとして受難を受けるはずだということについて議論するために使われたものである(マタ26,67; 27,30-31)。
パウロはフィリピの使徒への手紙を書いていた時、先に作られた賛歌を使っている。この賛歌の中にはイエスについて最も大切な神学的な教えがある。それは次のことである。
• イエスは神である(2,6)
• イエスは人間になった(2,7)
• イエスは僕(しもべ)として最後まで神の御旨に従った(2,8)
• 神はイエスに栄光を与えた(2,9)
• イエスは主である(2,10-11)
福音朗読はイエスの受難について語っている。イエスは人間として、神の僕(しもべ)として、メシアとして最後まで、つまり十字架上で死ぬまで、人間を救うために神の御旨に従った。死んで三日目に、神は彼に栄光をお与えになった。
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