メッセージ - B年 復活節

今日のテーマは、有名な「ぶどうの木—枝」の喩えです。簡単に聞こえるかもしれませんが、実はとても凝縮されたメッセージを潜めています。まず、キリストにつながっていることは、ただ電池がなくなった時に充電するために一時的に接続するためにつながるのではなく、キリストとの一致の内に生きることを指しています。いや、もっと言えます。キリストから、さながら樹液のように力を受け続け、その力によって生かされるというイメージです。私たちが実際善い行いという「実」をもたらすのは、神からの力があってこそです。さらに、それぞれ違う実を結ぶかもしれませんが、同じ栄養を受けて同じ幹につながっている枝はお互いも一致しなければなりません。花が葉っぱより大事だということはあり得ないのです。とにかく、永遠に生きるためには、時々キリストを訪れたり、しばらくキリストと共にいたりするのではなく、キリストのうちに留まること、またいただいた恵みを外へと表したかどうかということが問われます。

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