メッセージ - C年 四旬節

皆さんは『生きることはチャンスだ』という歌を知っていますか。これは、霊的なインドネシアの歌です。その中に、こんな歌詞があります。「この生きることは チャンスだ。この人生は神に仕えるためのものだ。 神が与えてくださる時間を無駄にするな、この人生はすでに祝福されている」。この曲はシンプルに聞こえますが、人生についてのとても深いメッセージが込められているではないかと思います。よく考えると、人生は、神から 祝福される最高のチャンスであり、だからこそ、いつか豊かな祝福を受けることができるように、自分の人生を賢く使って、神と他の人々に忠実に仕えましょう。

今日、読まれた朗読では、「悔い改め」について深く描いています。第一朗読と第二朗読では、選ばれた国民として神からの大きな恵みを経験したイスラエルの民の旅路が語られます。 神は彼らにすべてを与え、特に信仰と信頼を深めるための特別な時間を与えられました。しかし、不誠実な者は滅びを経験します。そのため、パウロは、「立っているとおもうものは倒れないように気をつけなさい」と忠告しています。ルカの福音書では、実を結ばないいちじくの木のたとえで、イエスは神が私たちに悔い改める機会を与えてくださることを示しています。神は私たちの人生に実を結ばせることを望んでおられます。これは、たとえ私たちが罪のために失敗したとしても、神は私たちが悔い改めの実を結ぶことができるように、自分の罪を後悔し、改善し、悔い改め、正しい道に戻る機会をいつも忍耐強く与えてくださるということを思い出させてくださいます。しかも、私たちには時間だけでなく、御ひとり子イエス・キリストの犠牲によって大きな愛も与えられています。

四旬節は、神が私たちに与えてくださった祝福された特別な時です。この期間中、私たちは自分自身を内省し、罪を悔い改め、優しさ、誠実さ、赦し、愛、奉仕の実を結び、私たちの人生が多くの人々にとって祝福となるよう、この期間を最大限に活用するよう、今日のみことばを通して招かれています。そのために、私たちは心の目を開き、まだ私たちにまとわりついている罪のほこりを洗い流し、人生で受けた神の恵みに浸り、共に、祝福の日を正しい心で迎えることができるようにしましょう。