釈義 - B年 年間

第一朗読:列王記上19,4-8

第一朗読の言葉によると、北王国のアハブ王の妻イゼベルが預言者エリヤを迫害したため、エリヤは南王国に逃げ、預言者の活動を諦めようと思っていた。神の天使が彼に食物を与えるという話の意味は、彼の弱くなった力が神の業(恵み)のおかげで再び強くなったということである。これは彼が預言者として最後まで神の御旨を行えるように、神がしたことであった。

第二朗読:エフェソ4,30-5,2

キリスト者は新しい人として(4,24)自分の考え方や生活などを変えることができるように、神から貰った聖霊の力の内に人間の関係を愛の上に造る筈である(5,2)。キリストの道を歩いている信者にとって、他の人々は隣人であり兄弟であるので、お互いに良くないことをするというやり方は神にならう者のやり方ではない。

福音朗読:ヨハネ6,41-51

人間は神から、最初から最後までいろいろな恵みを貰うが、この中で最も大きな恵みはイエスである。不思議なことだけれども、ある人々はこの恵みを受け取り、ある人々は受け取らなかった。しかし、人間が天国で永遠の命を得るために神から貰ったパンを食べることが必要だということは、イエスをキリストとして受け取る必要があるということである。