釈義 - B年 年間

第一朗読:箴言9,1-6

第一朗読の中に現れる『知恵』という言葉の意味は、人間の知恵ではなく神の知恵である。人間は神の知恵をいつも学んでいる筈だ。神の知恵を学ぶということは神の御旨を探し、理解し、行うということである。

第二朗読:エフェソ5,15-20

第二朗読の言葉によれば、キリスト者は賢い人のように歩んでいる筈だ(5,15)。賢い人のやり方とはどんなことかと説明する部分はエフェソ4、25-5,21である。キリスト者の生活は、キリスト者ではない人の生活と比べると異なる筈だ。キリスト者の優しい生活の理由はエフェソ5、16があらわしている。優しい生活とはどんな生活だろうか。それを説明する部分がエフェソ5,19-21である。

福音朗読:ヨハネ6,51-58

イエスは天の国から神によって贈られたパンである。このパンにより、父である神は救いの計画を完全にする。イエスを受け取り、イエスを信じ、イエスに従うことが、天国で永遠に生きたい人には必要だ。カトリック教会の解説によれば、ヨハネ6,51の言葉はご聖体の話である。