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3.試練の時としての「40」
この意味での「40」が特に四旬節に深い関わりがあるでしょう。

 

雨が四十日四十夜続き、洪水が起こった(創世記7章)。地上の肉なるものすべてに死がもたらされた。
四十日四十夜、モーセがシナイ山に留まる(出エジプト記24:18、34:28)。パンも水も摂らず、その後十戒が与えられる。
四十日の偵察(民数13:25、14:34)。エジプトを脱出し、約束の土地へ入ろうとする際の出来事。
イスラエルは神への不信のために、四十年に渡って荒れ野を放浪しなければならなくなる(民数記14:33、32:13)。
預言者エリヤが四十日四十夜の旅をする(列王記上19:8)。命をねらうアハブ王から逃走し、神の山ホレブに着くと、そこで新しい使命を与えられる。
預言者ヨナがニネベの人々に、四十日後の滅びを預言するが、人々は悔い改めて災いが撤回される(ヨナ3:4)。
エジプトに対し、四十年間の荒廃が預言される(エゼキエル29:11-13)。
有罪の者へのむち打ちの数は罪状に応じるが、四十回を限度とする(申命記25:3、第二コリント11:24)。

旧約の「40」、特に四十年の荒れ野での放浪の旅が、新約の「40」に影響を与えています。
イエスが四十日間、荒れ野で断食し、試みを受ける(マタイ4:1-11;マルコ1:12-13;ルカ4:1-13)。

以上のように、私たちが過ごす四旬節の40日間というのは、私たちの信仰が試される試練の時でもあります。このまとまった時を通して、私たちは自分のあり方についてよく考え、自らの生き方を振り返り、神に立ち返るのです。


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