主日の朗読聖書 - C年 祭祝日

ヨハネ14・15-16, 23b-26


〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕15「あなたがたは、わたしを愛しているならば、わたしの掟を守る。16わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。
23bわたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛され、父とわたしとはその人のところに行き、一緒に住む。24わたしを愛さない 者は、わたしの言葉を守らない。あなたがたが聞いている言葉はわたしのものではなく、わたしをお遣わしになった父のものである。
25わたしは、あなたがたといたときに、これらのことを話した。26しかし、弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。

 
主日の朗読聖書 - C年 祭祝日

テーマ :その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです

第一朗読:使徒言行録2,1-11

すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。 (Act 2:4 JAS)

第二朗読:ローマ8,8-17

もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです。 (Rom 8:11 JAS)

福音朗読:ヨハネ14,15-16,23b-26

わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。 (Joh 14:16 JAS)

 
メッセージ - C年 祭祝日

「人々は驚き怪しんで言った。「話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。どうして私たちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。」使 2:7-8

 

バベルの塔の物語(創11,1-9)が教えている通り、人類は神を無視して、自分の力にだけ頼って幸せになろうとしている時、段々と分列して、互いに誤解したり、争ったりして、結果的に皆が不幸になるのです。

聖霊降臨の出来事は、バベルの塔の物語が描いている出来事と正反対の出来事です。元々互いに理解していなかった人たちは、聖霊の働きによって、互いに理解するようになり、キリストを中心とする共同体を作り、一緒に力を合わせて神のわざに協力することによって、創造主である神が求めている一致に向かって歩むようになりました。

神における人類の一致こそ、神が最初から求めていることであり、すべての人にとって最高の幸福の状態なのです。聖霊降臨の日に生まれた教会は、全人類をこの目的に導く使命を与えられています。

洗礼の時に聖霊を与えられた私たち一人ひとりが、聖霊の導きに忠実に従い、イエス・キリストと同じように神の愛を示すことによって、多くの人々を神のもとに引き寄せることができますように祈りましょう。

 
主日の朗読聖書 - C年 祭祝日

ルカ24・46-53


46〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。「聖書には〕次のように書いてある。『メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。47また、罪 の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる』と。エルサレムから始めて、48あなたがたはこれらのことの証人となる 49わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。」
50イエスは、そこから彼らをベタニアの辺りまで連れて行き、手を上げて祝福された。51そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。52彼らはイエスを伏し拝んだ後、大喜びでエルサレムに帰り、53絶えず神殿の境内にいて、神をほめたたえていた。

 
主日の朗読聖書 - C年 祭祝日

テーマ :わたしの父の約束してくださったもの

第一朗読:使徒言行録1,11-11

ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです。」 (Act 1:5 JAS)

第二朗読:ヘブライ人9,24-28;10,19-23

約束された方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白しようではありませんか。 (Heb 10:23 JAS)

福音朗読:ルカ24,46-53

さあ、わたしは、わたしの父の約束してくださったものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」 (Luk 24:49 JAS)